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社員233名の6割がインターン!学生と共に成長出来る会社作りとは!?

学生が社員並みに活躍する事で、組織の生産性を高めている会社があります。2006年に創業し、「自社メディア」×「成果報酬」型のデジタルマーケティング事業を展開する株式会社キュービックは、2017年2月時点で、従業員233名のうち、140名がインターンで構成されています。今回は、そんな株式会社キュービックが、学生インターンを最大限活躍させ、ともに成長出来る組織づくりの為に行っている事を、具体的に紹介させて頂きたいと思います。

今回の事例はこちら。

〜学生インターンが社員並みに活躍する環境を作ることで、組織の生産性を高めている事例〜学生インターンが、社会人に負けず劣らず高いスキルを保有し、企業の中で活躍する事例が増えている。2006年に創業したキュービックは、従業員233名のうち、な

学生インターンの活躍状況

株式会社キュービックは、2017年2月時点で、従業員233名のうち140名がインターンで構成されています。従業員全体の約6割を占めるインターンが、Webメディアの企画や運営をはじめ、採用・広報・開発・Webデザインなど、10種類以上の領域にまたがって活躍しているそうです。

インターン採用は主にリファラルとWantedly経由となっているとの事です。
1次面接はインターンが担当、2次面接以降は1〜3年目の社員が担当し、最終的な採用の意思決定まで行っているようです。

さらに、これまで10名ほどインターンから社員として登用しましたが、彼らはパフォーマンスがとても高く、離職者もゼロの状況です。
これに関し、相互理解をした上で入社するので、ギャップが少ない事、会社側も入社後のパフォーマンス予測ができるため、新卒1年目から高い水準の給与を設定することも可能な事など、互いにメリットが大きいようです。

インターンが輝ける環境を作るために

裁量の大きな仕事を思い切って任せること

インターンに社員並みの活躍をしてもらうため、ルーティンワークだけを切り出して任せるのではなく、裁量の大きな仕事を思い切って任せる事が重要だそうです。
例えば、Webメディアを運営する上で、取材、テーマ設定、記事の構成案の作成、ライターさんへの発注、監修者さんによる内容チェックや編集など、一連の業務をインターンに思い切って任せることがあるとの事。最終的には社員が全てを確認しますが、全工程を経験することにより、インターンは自分で作るコンテンツやメディアに対して、強い愛着や責任感を持つため、業務への本気度も上がって、成長速度が上がるそうです。

インセンティブとしての機会「シニアインターン制度」

貢献度・活躍度の高いインターンについては「シニアインターン」という制度を用意し、シニアに上がった学生は、通常業務以外にも挑戦の機会が与えられることにしているそうです。
例えば、社員旅行やアワードといった社内イベントの企画・運営、新たなルールや制度の設計などの特別なプロジェクトでリーダーを任せられるチャンスが与えられます。成長意欲の高い彼らはこうした機会を何よりのインセンティブとして喜んでくれるそうです。

シニアインターンは、本人が挑戦したいという意思表明をするところから始まります。過去の実績から貢献度や仕事に取り組む姿勢などを評価し、妥当と判断された場合には、マネージャー会議での承認を通過し、シニアインターンとなることができるそうです。

インターンの評価制度も徹底的に整備

インターンも四半期ごとに評価され、フィードバックを受けるとの事です。S〜Eの6段階での相対評価で、この評価は時給と連動しており、頑張っただけ時給が上がる仕組みになっているそうです。

また、業績連動賞与の予算は、10%をインターンに分配するルールを作り、その分配額もこの評価により左右されるとの事です。

まとめ

如何でしたでしょうか?

インターンは学生にとっても企業にとってもメリットが大きく、今後ますます活用されていく事が予想されます。

そんな若い彼ら彼女らが精一杯輝けることが、生産性の高い組織を作る上で大事なのではないでしょうか?

ぜひ、学生インターンを活躍させる方法として、上記事例を参考にしてみて下さい。