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簡単ではない。それでもダナンを盛り上げる!ベトナムでの日本食店経営の成功事例をご紹介

「このレベルの高い日本食を、世界中の人々に広げたい!」「日本食レストランが人気とは聞くけど、実際経営するってどうなの?」こんな思いを抱えた方も多いのではないでしょうか?

今回は、焼肉、ラーメンなど日本食店をベトナムのダナンで経営しているサムライシップ社の事例をご紹介します。

海外進出の無料相談窓口や、優良な海外進出支援企業の紹介・海外視察やセミナー情報などで、日本企業の海外進出をサポートしています。

ベトナム・ダナンへの進出

サムライシップ社は、2012年にベトナム・ダナンにて会社を設立し、日系企業へのシステム開発業務や、ダナンに進出したい日系企業のコンサルティングサービスを提供しています。

さらに、そのノウハウを生かし、飲食事業として直営で日本食店「串焼 蕃二郎」と焼肉店「武士道」、フランチャイズでラーメン店「味一」を1店舗経営していいます。

海外展開の苦労とその超克

’なぜお客様に「ありがとうございます」を言うのか’から教える日々

日本食店の経営において、一番苦労する点は、スタッフの教育だそうです。

日本人1人の仕事量をするには2~3人が必要だ、とよく言われるくらい、仕事が遅い、と感じたり、あまり気が遣えなかったりしたそうです。例えば、お客様に水を出す際に大きな音を立てたり、灰皿がいっぱいになっても交換しなかったりといった具合だったそうです。

スタッフの教育に大きな課題を感じ、徹底的に1から教育する事を心掛けたようです。教育はきちんとスタッフのサービス・サービスの改善に繋がり、今では水は半分になったら入れるし、灰皿もたまったら取り替えてくれるようになったすです。日本へ送り込んでもいいくらいのサービスが出来るようになっていると言います。

重要なのは、出来る人材をいかに教育できるか、ということだそうです。文化が違う事に加え、現地の人材は、そもそも日本のようなサービスを受けたことがありません。ですので、なぜ「ありがとうございました」を言わなくてはいけないのか、というところから教えていく必要がある、と言います。「自分たちの給料はどこから来ているのか」「お客様は神様だ」ということを根気強く伝えたそうです。

ポイントは「息の長いプレオープン」

大きくグランドオープンをするよりは、プレオープンという形で、長い期間をかけて着実にマーケティングを行なっていくことがポイントだそうです。

サムライシップ社の全ての店舗ではプレオープンを6か月続けたそうです。その中でいろいろ試行錯誤を繰り返し、メニューや接客などを変えていったとの事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

簡単ではないようですが、スタッフを本気で育て、気長に地道に続ければ、きっと成功出来る、との事です。

ちなみに、私は地球上5大陸制覇しましたが、日本の食ビジネスは、味・サービス総合的に見て本当にレベルが高い、と心から思います。だから、もっと海外にどんどん出たら良いのに、と本気で感じます。成功のチャンスは沢山転がっていると思うので、一歩踏み出してチャレンジしてみませんか?