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製造原価2000万円削減!残業0!クラウド会計を上手く使いこなした従業員20名の老舗企業の事例

今話題のクラウド会計。2012年頃に登場し、わずか5年で全法人の約4分の1以上、個人事業主と合わせて100万を超える事業所が導入しています。その存在は認知するものの、まだその効果に半信半疑な方、自身の企業へのマッチングに疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

今回は、今年創業100年、従業員20名の老舗電機会社の土井電機株式会社さんが、クラウド会計を使いこなしている事例をご紹介します。

創業100周年を迎える製造業の老舗企業がクラウド会計を導入。伝統化した管理スタイル、業務スタイルをどのように変化させてきたのか、経営者にインタビューしました。

クラウド会計とは?

インターネット環境下で、ネットワーク上のサーバの中にあるソフトウェアやデータにアクセスし、会計処理を行う会計システムです。
現在一般的なクラウド会計では、預金取引やクレジットカードのデータを自動的に取り込み、人工知能を活用したコンピュータが自動的に最適な仕訳を判断して処理するという仕組みがあります。

メリットとしては

・ソフトウェアのインストール、アップデートが不要で、税制改正や消費税対応など、常に最新の法規制に対応した機能を利用可能
・複数人が同時に端末を選ばずにアクセスでき、いつでも、どこでも、決算の状況確認や勤怠管理、経費申請などが可能
・自動取込機能により、入力の手間を大幅に削減可能
・導入コストが安く、一般的な会計ソフトを年度更新で利用する場合と比べると割安
・クラウドサーバーにバックアップがあるため、データ消失リスクを低減
・Windowsだけでなく、Mac、スマホ等でも利用可能

といった点が挙げられます。

クラウド会計の実際の効果は?

土井電機株式会社さんは

・製造原価2000万円減!

・経理担当者の残業0!

・人件費20万円から30万円/月削減!

といった目に見えた効果が。

クラウド会計によりリアルタイムで原価をつかめるようになった為、無駄な部分を早期に発見し、「どの工程をどう変えると効果が出るか」という判断が素早くなったそうです。これにより、製造原価の大幅削減を達成しました。
また、請求書情報と実際の入金を自動で照合する「自動消込機能」により、それまで経理担当者が残業しなければ終わらない業務であった消込作業の時間が大幅に短縮され、経理担当者の残業がゼロになり、ひと月あたり人件費にして20数万円から30万円削減されたようです。

さらに、社員のITリテラシーが向上したり、社員1人1人の当事者意識の高まりによる数字への感覚が鋭くなったりするなど、副次的な効果も生まれているとの事です。

まとめ

今注目が集まるクラウド会計。実際い従業20名、老舗の中小企業でも、コスト削減、業務効率化に繋がっています。

変えるなら早い方が良いです。ぜひクラウド型を検討してみて下さい。