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ドローンの業務利用事例まとめ

ドローン(DRONE)

個人利用が進む小型無人飛行機「ドローン」。「ホビー用でしょ?」と思っていると時代を読み間違えます。業務効率を異次元に高める道具として、すでに利用が始まっているのです。本記事では、ドローンの業務利用事例をまとめました。

1.設備点検

ドローンに装着されたカメラが設備を撮影。撮影された画像をチェックすることにより、人間による危険な作業が回避できるとともに、設備点検の大幅なコストダウンが期待されています。

 NTT東日本が小型の無人飛行機(ドローン)を導入する。3月をメドに6機投入し、作業員が近づくのが難しい地点の設備点検やケーブル敷設などに利用する。災害時の被災状況の確認にも活用する。こうした作業は特

神奈川県企業庁、ダム点検にドローンを活用

 ソニーの子会社、ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京)は22日、小型無人機「ドローン」を使い、建物やインフラ施設に傷みがないかを点検する事業に参入すると発表した。カメラを搭載した機体を開発し、2016年から企業や地方自治体などを対象にサービ...

2.在庫管理

資材や商品にICタグなどを付けドローンで読み取ることにより、在庫点数と保存場所を自動で把握できるようになります。

 千代田化工建設は石油・ガスなどのプラント建設の資材管理に無人ヘリを年内にも導入する。一般にプラント建設現場に数十万点ある資材にICタグを付け、上空から無線通信で物資の所在を簡単に確認可能にする。紛失


倉庫内の在庫管理をドローンで担うスタートアップ「Drone Scan」

3.魚群探索

ドローンが単独飛行で魚群を事前探索。今まで、船を航行させ燃油を消費しながら探索をしていましたが、その必要がなくなりました。これにより、漁獲効率の向上と燃油削減が期待されています。

ドローンを用いて魚群を発見「Planck Aerosystems」

水産業と漁業に関するニュースを提供している。

4.物流

Amazonが真っ先に検討をし始めたドローンによる宅配も、着々と実用に向けて進んでいます。まだ、実用化には至っていませんが、2,3年後には世界のどこかでドローン宅配が実現するかもしれません。

アマゾンが申請していた「配送ドローン」に関する特許出願書類が公開された。ドローンの役目はただ単に商品を空から投下するだけではない。完璧な配送を目指すべく、複雑な情報のやり取りを行うという。

フィンランドの郵便サービスが、ドローンを使った小包配送の実験を開始した。

5.吊橋を架ける

最後は、ドローンによる吊橋構築の実証動画。ドローンが自律的に橋を架ける姿には感動します。森林や渓谷におけるケーブル敷設など、作業困難区域での活用が期待されます。

Building a rope bridge with flying machines in the ETH Zurich Flying Machine Arena. The video shows quadrocopters autonomously assembling a rope bridge. This...

まとめ

本記事では、ドローンの業務利用の事例のほんの一部を取り上げました。ドローンの業務利用の可能性は、他にも「農林水産」「警備・監視」「捜索・救助」「公告」など多岐に渡ります。ドローンの業務利用の全貌は、日経BPクリーンテック研究所の発表資料にわかりやすくまとまっていますので、ご一読下さい。

ドローンの業務利用事例まとめ2
ドローンの業務利用事例まとめ3「もはやマニアのホビーではない!」も合わせてご覧ください。

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