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ミスマッチを減らす採用サービスWantedlyの活用事例まとめ

日本にソーシャル・リクルーティングを広めたWantedly。月間60万人のユーザーが利用し、導入起業も1万社を超えました。今回はWantedlyを使いこなし、採用に成功した事例をまとめました。

Wantedlyとは

Wantedlyとは、何人採用しても、何件求人募集を出しても月額3万円〜の定額採用媒体です。

一般的な求人サイトには登録していない、潜在転職者にアプローチできる媒体として注目を集めています。事例を見ていくと、多くの企業が「自社のカルチャーに合う人材を採用できた」と言っています。

今回は、Wantedlyを使って採用に成功した事例の中から、活用のヒントをまとめました。

1.募集要項の作成方法

(1)訴求ポイントの決め方

株式会社葵 採用事例インタビュー 「募集要項をブラッシュアップしたことで、採用率が4倍にアップ?!アオイゼミ流の募集要項の作成方法とは。 今回お伺いしたのは、「ITで次世代の教育サービスを創りあげる」ことをビジョンに掲げ、中高生向けのオンライン学習塾「...

アオイゼミで働くメンバーが何を魅力に感じて働いているのかをヒアリングしたところ、以下のような回答が返ってきました。
〜中略〜
そのため、自分たちが思う魅力を前面に押し出した「誠実路線」に変えてみました。

(2)写真の選び方

MUGENUP -採用インタビュー「当初はアーリーアダプターだけだったユーザが一般化し、MUGENUPの求める人材とマッチするように」 世界中のクリエイターをつなぐクラウドソーシングプラットフォーム事業で急成長のベンチャー企業、MUGENUP社。 〜代表の一岡亮大氏に問う...

会社の雰囲気や、中で働いている人の服装などがわかることは、会社のカルチャーを体現している要素なので、重要だと感じます。応募者の方が一番気になるところだと思ったので、会社の雰囲気がわかる写真を使うことで、自然と応募者も増えました。

(3)募集要項の改善方法

株式会社ZUU 採用担当者インタビュー 「改善サイクルを回して募集要項をブラッシュアップできるので、欲しい人材にアプローチしやすいです。」 (左から、デザイナー兼ディレクターの小島さん、COOの原田さん、エンジニアのラジェスさん) 今回は、『世界中の人が平等...

Wantedly Adminでは募集要項ごとにPVを確認することができるので、過去同じ採用職種で効果が高かった文章の分析をしています。

あと客観的な意見として例えば、募集しようとしている職種のメンバーに「この募集だったら来たいと思うか?」と聞いてみたり、社外の優秀な該当職種の人たちに募集文を見せてアドバイスをしてもらったりしています。そのアドバイスを元に、さらにブラッシュアップを重ねています。

2.募集要項の拡散方法

(1)募集をいかに拡散させるか

Wantedlyでは自分達でいかに拡散の輪を広めるかが鍵!チームにフィットするディレクター、エンジニア計4名を採用できた!-Nagisa編 今回は、スマートフォンアプリ事業を中心に、イラスト制作事業、受託開発事業を手掛け、自社サービスとして、マンガコラージュカメラ...

募集要項が完成したら、はじめに私はもちろんのこと、社内のメンバーにお願いをしてFacebookでシェアをしてもらっています。
加えて、1000名程いる友だちにダイレクトにメッセージを送って、Wantedly上での応援とFacebook上でのシェアをお願いしたり、Facebook上の起業家コミュニティのグループに投稿したりしています。

(2)いかに会社ランキングを上げ、エントリーを増やすか

どれだけ素敵な内容を書いても、クリックしてもらえなければ意味がない!Wantedlyで「会社ランキング」ベストテン入りするために行ったこと “...

やっぱりタイトルは大切
掲載していた22日間の間に3回も変更しました。

カバー写真は原稿の顔
フェイスとなる写真ですので、妥協せず、イメージに合うものがなければ、撮りに行きましょう! 1時間ほどの手間と数名の協力で、応募数はグッとあがります。

周りを巻き込もう!
原稿を公開したら、Facebookで仲の良い友達や波及力の高い知り合いの方々に、直接「応援してください!」とメッセージを送りました。
あとは社内でもチャットワークで全員にToを付けて、募集を共有。応援の依頼もですが、社員が自社の採用状況を知る良い機会にもなったと思います。
他には社長ブログでも、募集を告知しました。

3.選考プロセス

(1)選考のポイントと面談後の流れ

株式会社おかん 採用インタビュー「ビジョンに共感した応募者と数多く出会えたことで、会社の雰囲気にピッタリのメンバーを採用することができました。」 今回は、無添加のおいしい食事をオフィス向けに提供するサービス「オフィスおかん」を運営している株式会社お...

私たちの考えているビジョンを分かっていただくために、最初は代表の私が面談をしています。特に、応募者の人となりを見るようにしています。

お話した後は、「興味があったらまた連絡してください」と伝えるようにしています。面接したいと言っていただいた方には、その人の人物像や、就きたいポジションに合わせて、ケースバイケースで行っています。

(2)カルチャーフィットとチームフィットで選考

コノル -ディレクター採用インタビュー「写真は一番印象に残るもの。だから会社の魅力が伝わるものを意識して掲載しました」 黒板(ipadアプリケーション)をはじめとした様々な自社アプリケーション開発と、クライアントと一緒に進める開発案件を行っているコノル。...

Wantedlyでは、Facebook情報から人となりがわかりますし、ざっくばらんにお話をする機会を設けることができるので、お互いを知ることができます。ですので、より会社のビジョンやカルチャーにマッチングする方にお会いできます。

4.その他、活用ヒント

(1)採用以外にも価値あり

Wantedlyの応募者から10名もの優秀なメンバーがジョインした、フーディソン流の採用方法とは? 今回は、「世界の食をもっと楽しく」をミッションとして、ITを活用した水産流通プラットフォームの再構築をしている株式会社フーディソン(以下、フーディソン)に訪問しま...

応募者とお会いすることのメリットは大きく分けて3つあります。
1. 業界外の方からの率直な質問をうけることで業界に対して客観的な視点で見つめなおす機会をもてること
2. 説明する中で伝わりにくい部分の会社説明の資料をアップデートしていきながら分かりやすく説明できる力がつくこと
3. 会社の魅力を余すことなく伝えて「ファン」になってもらえること。

(2)注目ベンチャー企業はWantedlyをどう見ているのか(動画)

特別インタビューvol.2 テラモーターズ株式会社「Wantedlyほどベンチャーの経営者たちが待ち望んでいた採用ツールはなかった。」 株式会社スマイルズに続き、特別インタビュー第2弾! 今回は、電動バイクのベンチャー企業であるテラモーターズ株式会社にお話を伺っ...

まとめ

今回は、Wantedlyの活用事例をまとめました。理念やカルチャーに合う人を採用したいと思っている方は、是非使ってみてはいかがでしょうか。

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