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田舎の古民家をイベント施設にリニューアルし、年間パスポートを862枚先行販売した事例

kominka

今回の事例はこちらから。

村おこしのために、田舎の古民家をイベント施設にリニューアルし「シェアビレッジ町村」と命名。その「シェアビレッジ町村」の年間パスポートを、クラウドファンディングサービスであるMakuakeを使って862枚販売し、500万円以上の資金を集めた事例です。それでは詳しく見ていきましょう。

Makuakeとは?

Makuakeは、インターネット経由で個人から資金調達ができる「クラウドファンティング」サービスの一つで、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営しています。Makuakeを使うと、まだ世の中に出ていない商品やサービスを予約販売(先行販売)することができます。製品・サービスが市場に受け入れられるかを発売前・サービス提供前にテストできるため、新商品・サービス開発のリスクを大幅に下げることができます。

今回取り上げた事例は、このMakuakeを使ってシェアビレッジ町村の年間パスポートを862枚先行販売しました。

なぜMakuakeで売れたのか

村おこしの取り組みは世の中にたくさん存在します。なぜシェアビレッジ町村は、これだけの支援者と支援金を集めることができたのでしょうか。

ストーリーが共感を生んだ

シェアビレッジ町村の舞台となるのは、秋田県五城目町という人口1万人の小さな村。その村には、133年前に建てられた茅葺屋根の立派な古民家があります。この古民家が解体の危機に晒されている。そんな古民家をみんなで助けよう、というストーリーが共感を生みました。

田舎暮らしが若者の心を掴んだ

とあるアイドルグループが村づくりをする番組が人気なことからもわかるように、「仲間と共に楽しく田舎で暮らせたら良いな」という願望を持つ方が一定数存在します。「村民になって田舎暮らしを体験しよう」というコンセプトが、そのような願望を持つ方々に支持されました。

適切なメニュー

村民証の価格は年間3,000円から10万円。一番売れた価格はもちろん3,000円で500人が購入しています。一方で、5万円以上の個数限定コースもすべて完売。支援者のお財布に合わせた適切なメニュー構成も、支援者と支援金額を増大させた理由の一つでしょう。

エンターテインメント性がある

彼らは会員権を「村民証」、年会費を「年貢」と呼んでいます。また、村民同士で村に遊びにいく「里帰り」、茅葺を葺き替えたり敷地内の畑を耕す「開墾」、年に一度開催されるお祭り「一揆」、などユニークな名前のイベントばかりです。さらに、村民だけが集まる飲み会「寄合」を定期的に開催し、コミュニティーの継続を図っています。みんなで楽しく盛り上がりたい、という人々の心理をエンターテイメント性で掴んだことも、成功の要因の一つではないでしょうか。

現在のシェアビレッジ町村は?

2015年12月時点で、シェアビレッジ町村の村民(会員)は950名を突破しています。
2015年5月の施設オープン以降、一揆(お祭り)を開催したり寄合(首都圏での飲み会)も6回開催されるなど、徐々に盛り上がっている様子です。
(シェアビレッジ町村の公式サイトはこちらです)

まとめ

今回は、田舎の古民家をイベント施設にリニューアルし、年間パスポートを先行販売した事例をご紹介しました。地方活性化の手段のひとつとして、参考にしてはいかがでしょうか。

ライター