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Pepperくんで売上15%増!もはや’客寄せパンダ’でない実益をもたらす存在に!ネスレ日本株式会社の事例

「ロボットとか、結局は’客寄せパンダ’でしょ」「本当にビジネスの場で使えるの?」そんな疑問を抱えている方へ。

今回は、家電量販店などでの接客にPepperを導入したことで、売上が15%伸びたネスレ日本株式会社の事例をご紹介します。

ソフトバンクの公式ホームページです。ロボットの「ネスレ日本株式会社 様」をご紹介します。

Pepperとは?

いまや、みなさんおなじみとなってきましたPepperとは、センサーで感知したデータを元に自律的に動くことのできるロボットです。

Pepperの一番のポイントは、人とのインタラクティブなコミュニケーションが実現できることにより、まるで社員を常時配置したかのような豊かな接客体験ができることです。

Pepperくんの実際の効果とは?

売上15%増!

ネスレ日本株式会社は、家電量販店等を中心に全国2,000カ所の「ネスカフェ」コーナーを展開しています。週末を中心に専任のスタッフが店頭で商品説明を行いますが、それが可能なのは50~100店舗程度で、大半の店舗は説明員を配置できていないのが現状です。

そこで、Pepperを配置し、声かけ、コーヒーマシンの紹介、アンケート等を実施してもらったところ、売上15%アップを実現したそうです。


出典
:https://nestle.jp/brand/nescafe/pepper/

ロボットとの共存のポイント

人手不足への対処、人件費削減

今回の事例では、これまで説明員が配置できなかった店舗でも、Pepperであれば365日いつでも適切な説明を店頭で実施でき、集客につなげました。
このように、Pepperくんのようなロボットを効果的に活用することで、人手不足へ対処したり、人件費を削減することができます。

購買につなげるショッピング体験

ネスレ日本株式会社のPepperには、コーヒーマシンを紹介するアプリや、コーヒーの嗜好について会話しながら分析して最適なコーヒーマシンを勧める「Cafe診断アプリ」も搭載されていました。さらに、スロットや早口言葉など、ゲームアプリも搭載されています。

これにより、お客様がよりわくわくしたショッピングを楽しみつつ、理解も深まって購買につながったようです。また、通りがかった際、Pepperに子供が興味を持ち、遊んでいるうちに購買へつながるケースもあるようです。

このように、ロボットは、もはや’集客パンダ’として注目を集めるだけでなく、実際に業務に組み込み、購買につなげる役割が大きくなっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実際に、Pepperがビジネスに貢献している事例をご紹介させて頂きました。

今後、ますますロボットがリーズナブルに手軽に手に入るようになり、夢かおとぎ話だった世界も現実になる日が近づいています。
ロボットとうまく共存し、ビジネスに最大限活かしていけたら良いですね!

アイキャッチ出典
http://robotstart.info/2014/12/15/news018.html