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人工知能を使って展示車両の販売比率を6割から7割に高めた中古車販売店の事例

人工知能,AI

今回の事例はこちらから。

ガリバーインターナショナルが、人工知能を活用した店舗解析プラットフォームである”ABEJA Dashboard“を活用し、中古車販売店における展示車両の販売比率を7割に高めた事例です。それでは詳しく見ていきましょう。

ABEJA Dashboardとは?

ABEJA Dashboardは、人工知能を活用した店舗解析プラットフォームで、主に以下の3つの機能を持ちます。

(1)来店者の情報取得
来店者の情報をカメラで取得する

(2)リアルタイム解析
カメラで取得した大量の来店者情報を、人工知能を実現するための技術であるディープラーニングを応用した解析技術でリアルタイムに解析し、来店者の年齢や性別などを判別する

(3)見える化
リアルタイムに解析した情報を、”来店者数や年齢・性別”、”来場者動向のヒートマップ化”など、人間に理解しやすい形で見える化する

Webに詳しい方には、”GoogleAnalyticsのリアル店舗版”と言ったほうがわかりやすいでしょうか。

今回の事例では、このABEJA Dashboardを利用して展示車両の販売比率を高めました。

どのようにABEJA Dashboardを使ったのか?

なぜ、導入したのか?

ローサイド店中心に展開していたガリバーインターナショナルは、ショッピングセンターへの出店を開始しました。ローサイド店の来客数は1日平均3・4組。一方、ショッピングセンターの来客数は1日5,000人。買う人より買わない人が圧倒的に多いショッピングセンターにおいては、ローサイド店に比べて”商談が始まる前の消費者行動”を紐解いていく必要性が高いと感じていたそうです。また、試行錯誤を重ねて特定のショッピングセンターで成功したとしても、店長・スタッフの勘と経験に頼っていてはその成功が横展開できない。そのような課題意識から、店舗設計をデータベース化することが必要だと思うようになられたそうです。そのデータベース化を実現するために、ABEJA Dashboardが導入されました。

何がわかったのか?

(1)店舗の入口に派手な車体を置く
(2)軽自動車を3台置くだけのシンプルなレイアウトにし、車体の紹介を行う接客も禁止する
この2つの結果をABEJA Dashboardで比較した所、(1)に比べ(2)は来店者の滞在時間が驚くほど長くなることがわかりました。そこから「殺風景な方がお客様がゆっくり車体を見られるので、かえって良い」という学びを得たそうです。

どのような成果が出たのか?

上記(2)のレイアウトに変更後、2週間の展示期間中で5台置いた車体のうち3台が売れたそうです。今では、展示車両の販売比率が他店の6割程度に対し、この店舗では7割にのぼるそうです。

まとめ

今回は、人工知能を使った店舗解析プラットフォームであるABEJA Dashboardを活用し、展示車両の販売比率を高めた事例を取り上げました。データを見て改善するWebサイトと、データを見ずに主観だけで改善するWebサイトでは、前者の方が改善の効果が大きくなることが知られています。それと同じことが、リアル店舗にも適用される時代になったのですね。